株式会社サニーサイドアップグループのコア事業を担う株式会社サニーサイドアップ(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:リュウ シーチャウ)は2023年9月28日より、株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役社長:松田 崇弥、以下「ヘラルボニー」)とコンテンツパートナーシップを締結し、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を軸とした地域活性化の取り組みを強化していくことをお知らせします。
■アート×ブランドコミュニケーションの力でDE&Iを地域へ、そして日本へ
当社グループは、創業から30年以上に渡り、社会課題の解決に貢献すべく「ソーシャルグッドな活動」に取り組み続けてきました。近年ではSDGsに掲げられる環境、教育、ジェンダーなどの課題解決に取り組む企業・団体をPRやコミュニケーションの視点から積極的に支援。特に性別や人種をはじめとした“多様性”を尊重するという点に重きを置き、「DE&Iをリードする組織づくり」をグループ全体の成長戦略の一つの柱として掲げています。
また2023年8月には、SDGs目標8に含まれる「サステナブル・ツーリズム」(※1)の観点も踏まえて「地方創生ユニット」を発足。地方創生に課題を抱える企業・自治体に対して、観光誘致や地域文化の認知向上のためのサポートを開始しました。
一方でヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉を起点に新たな文化の創出を目指す福祉 実験カンパニーです。国内外の主に知的障害のある作家と契約を結び、2,000点を超える高解像度アートデータの 著作権管理を軸としたライセンスビジネスや、作品をファッションやインテリアなどのプロダクトに落とし込むアートライフスタイルブランド「HERALBONY」を運営するなど、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開しています。全国各地の福祉施設と連携することで地域の活性化を目指しながら、「障害」に対する社会イメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指します。
このような背景、そして自社の主力事業を通してDE&I推進および地域活性に向き合う企業姿勢に共感し、この度コンテンツパートナーシップの締結に至りました。ヘラルボニーの持つクオリティの高いアートIP・コンテンツの力と、サニーサイドアップが培ってきた企画力とブランドコミュニケーションのノウハウを掛け合わせることで、各地域の企業・団体が抱える“地域課題”を解決。人の「心を動かす」ことでDE&Iに関する認識の変容を目指し、さらには社会全体の変革に挑みます。
※1 訪問客、産業、環境、受け入れ地域の需要に適合しつつ、現在と未来の環境、社会文化、経済への影響に十分配慮した観光
■地方創生を通じた今後の事業展開
岩手県に本社を構えるヘラルボニーでは、全国各地の150名を超える作家とライセンス契約を締結し、企業や団体との共創の際は、その地域にゆかりのある作家と連携したプロジェクトを実施。建設現場や商業施設内の仮囲いを期間限定の「ミュージアム」と捉え直す地域活性型のアート・プロジェクトなどを展開しています。
サニーサイドアップでは、当社の「地方創生ユニット」が展開する全国各地での観光産業や地域活性におけるコンサルティング、業務およびマーケティング・コミュニケーション領域の業務を提供します。その際のソリューションのひとつとして、ヘラルボニーが持つ全国各地の作家とのリレーションを活用したハイクオリティかつ「人の心を動かす」コンテンツを展開。地域性とDE&Iの視点を取り入れた幅広い提案を提供することによって、地域企業や団体のブランディングに寄与しながら、日本全国の地域活性強化を目指します。
■株式会社サニーサイドアップ 代表取締役社長 リュウ シーチャウ コメント
サニーサイドアップは今期より、PR発想のブランドコミュニケーション事業へと事業領域を拡大しています。私たちが目指すコミュニケーションの力で世の中を変えるというビジョンに、美しく、かつ社会へ向けた強いメッセージ性を持つ ヘラルボニー社のIPコンテンツは必要不可欠な存在です。サニーサイドアップは、ヘラルボニー社とともにさらに拡充したワンストップソリューションを提供し、「異彩のたのしいさわぎ」を放ってまいります。
■株式会社ヘラルボニー 代表取締役社長 松田 崇弥氏・代表取締役副社長 松田 文登氏コメント
創業5周年を迎えたヘラルボニーは、「異彩を、放て。」のミッションを、更に広く、更に深く、更に本質的に、社会に対して届ける必要があります。リュウシーチャウ代表と対話を続けるなかで、日本を、世界中を、楽しく刺激し続けてきた「サニーサイドアップ」とのコンテンツパートナーシップを締結することが、両社の事業をさらにドライブさせ、社会をさらによりよく前進させていく最善の手段だと思いました。両社の社員が、共に熱狂し、共に挑み、共に未来をつくる…そして、”人の心と世の中を動かす”世界を実現させてください。