NEWSニュース

サニーサイドアップグループ 「令和5年度東京都女性活躍推進大賞」受賞

株式会社サニーサイドアップグループ(東京都渋谷区、代表取締役社長:次原悦子、以下「当社」)は、この度、東京都が主催する「令和5年度東京都女性活躍推進大賞」の事業者部門にて「大賞」を受賞しました。

「東京都女性活躍推進大賞」は、女性が多様な生き方を選択できる社会の実現に向けて、女性の活躍推進に取り組む企業や団体などに贈られるもので、今回は当社グループが取り組む、「卵子凍結の費用補助」や「AMH検査の費用補助」などをはじめとした多様なライフスタイルを支えるユニークな福利厚生制度や、社外に向けた女性の心身的・社会的課題の解決を目指す啓発活動が高く評価され、受賞にいたりました。

 今後は、国内外においてロールモデルとなるDEI(多様性・公平性・包括性)をリードする組織づくりを目標とし、性別のみならず、年齢、人種、国籍など多様な視点を理解し合う企業風土を醸成することで、女性はもちろん、ライフステージやライフスタイルが異なるメンバー一人ひとりが、自分らしい生き方や働き方を実現できる環境作りを目指してまいります。

サニーサイドアップグループの「女性活躍推進」における主な取り組み

 当社は日本の上場企業の中で数少ない女性の代表取締役社長のもと、グループで働くメンバーの60%以上が女性であり、女性メンバーの活躍が不可欠です。そこで女性メンバーはじめ、メンバーが働きやすい環境を創出するべく、2011年に独自の福利厚生「32の制度」を制定。活躍機会の拡充により、現在当社の女性管理職比率は44.7%(リーダー職を含む)、さらに女性取締役比率は50%と、日本企業の平均を大きく上回っています。

また、当社は創業時より、「ソーシャルアクション」に注力しており、昨今では「ソーシャルグッド推進室」の設立、またコミュニケーションの力を活用し、社会課題解決事業を担う「株式会社グッドアンドカンパニー」を設立するなど、より良い社会の実現を目指し、世論に働きかける取り組みを活発化しております。中でも、現在日本が世界の中で遅れをとっている「女性活躍」の課題と向き合い、さらに先駆けとなり日本社会全体の女性活躍を推進することが当社のミッションであると考え、社内外に向けた数多くの取り組みを実施・推進しています。

【組織内に向けた取り組み】

福利厚生制度「32の制度」
「たのしいさわぎをおこしたい」のスローガンをもとに、メンバーが充実した働き方・生き方ができるよう、2011年に制定した独自の福利厚生制度。「失恋休暇」「目指せA身体制度」「パートナシップ制度」など、当社らしさが盛り込まれた制度で構成されています。なかでも、「Dear WOMAN制度」は、女性のウェルネスに寄り添うことを目的として制定され、時代の潮流に合わせてアップデートを重ねてきました。

「Dear WOMAN制度」これまでの主なアップデート
2015年7月:日本の民間企業で初めて「卵子凍結の費用補助」を導入。
2022年4月:「AMH検査※の費用補助」を追加導入。
2022年7月:「精液検査の費用補助」を追加導入。

これらの制度は、妊娠・出産を推奨するものではなく、女性メンバーが豊かに生きる選択肢のひとつとして、自身のカラダやライフプランについて考えるためのきっかけづくりとして制定しています。

※「AMH検査」(抗ミュラー管ホルモン検査:卵巣の予備能【卵巣の中に残っている卵胞の数の目安】を反映する血液検査)

【社会に働きかける取り組み】

女性の心身的・社会的課題と向き合うプロジェクト『W society』
当社のグループ会社「株式会社グッドアンドカンパニー」が推進する当プロジェクトでは、“社会と変える、女性の未来”をスローガンに、多様なライフプランの選択肢がある中で、女性一人ひとりが“よりよく”生きられるよう、多岐に渡る活動を実施。働く女性や企業に向けた無料オンラインセミナーの開催や、行政・自治体と連携した地域特化型のイベント、国際女性デーなどに合わせた一般女性に向けた啓発キャンペーンなどを展開しています。

「東京都女性活躍推進大賞」について

 東京都では、全ての女性が意欲と能力に応じて、多様な生き方が選択できる社会の実現に向けて、女性の活躍推進に取り組む企業や団体及び個人に「東京都女性活躍推進大賞」を贈呈しています。

■株式会社サニーサイドアップグループ代表取締役社長 次原悦子コメント

この度は、「東京都女性活躍推進大賞」を頂戴し、心よりお礼申しあげます。

今回、弊社の女性達への取り組みが高くご評価頂けた事は大変光栄でございますが、実は数々の施策は、私自身の大きな反省から生まれたものでした。

私が会社を創業しましたのは1985年、まさに男女雇用機会均等法が設立された年で、当時私はまだ学生でした。以降、現在に至るまで、必死で会社経営をして参りました。30代では2回の出産も経験しましたが、出産当日まで仕事をし、産後の休みも取る事なく職場復帰と、夢中で仕事に打ち込んできました。

それは、女性ならではの理由で仕事に支障をきたすことを避けたかった事、そして自分の頑張っている姿が、きっと会社の女性社員たちの活力になるのではないかという、勝手な思い込みからでした。

そしてそれこそが、私の大きな失敗だったのです。

私のそんな姿を見て、壁を感じてしまったのは、実は女性たちそのものでした。

「社長みたいにはなれない。なりたくない。」と結婚や出産適齢期になる頃の女性メンバーの離職が続きました。女性経営者として奮闘してきたつもりが、結局のところ女性たちのロールモデルとは程遠い存在になってしまっていたのです。

この反省を基に、その後女性が本当の意味で活躍出来る会社にすべく、様々な施策を導入してまいりました。ユニークと評価いただくことの多い当社の福利厚生制度は、どれも社員たちが作り出したものです。世の中の様々な変化の中で、一人ひとりのライフスタイル、キャリアプランに適した活躍を実現すべく、これからも社員とともにアップデートして参ります。そして、この輝かしい賞をいただいた責務として、これからは自社のみならず、日本社会全体の女性のウェルビーイング向上の一助となるよう、社会をリードできる存在になれるよう邁進して参ります。

top